【スロートレーニングって知っていますか?】 
スポーツに取り組む上で、運動能力を高めるための筋トレは欠かせないものであると言えます。
しかし、筋トレもまた運動の一種であるため筋トレのやりすぎはスポーツ障害の原因になってしまうのです。
ここでは、スポーツ障害を起こしにくい筋トレであるスロートレーニングについて解説していきます。

スロートレーニングの効果を知ろう
筋肉を鍛える筋トレは、全てのスポーツをより深く楽しむためには必要不可欠であるといえます。筋肉を鍛えることは、運動能力の向上によって難しい技術をたやすく行えるようになることに繋がっています。しかし、筋トレにはスポーツ障害の原因になる恐れがあるのです。そのため注目を浴びているのがスロートレーニングなのです。

筋トレとスポーツ障害
スポーツ障害の多くは、運動による身体の酷使を原因として起こるものです。運動の一種でもある筋トレは、筋肉を鍛えたい部位を使った運動を行うことで筋肉を鍛えていきます。つまり、筋トレをやりすぎるだけでもスポーツ障害を起こす可能性があると言うことになるのです。特に体重以上の負荷を身体に掛けるウェイトトレーニングは、スポーツ障害の原因になりやすいと言えます。

スロートレーニングの効果とは?
スロートレーニングは、その名の通り「ゆっくり行う訓練法」で時間を掛けて筋トレを行うというものです。腕立て伏せやスクワットといった一般的な筋トレの動作をゆっくり行うことはどのような効果をもたらすのでしょうか?

筋トレ効果の増大
スロートレーニングは、重さで筋肉に負荷を掛けるのではなく時間で負荷を掛けるため、同じ筋トレメニューでも効果が段違いになるというメリットがあります。ウェイトトレーニングをスロートレーニングで行うと、重いダンベルは必要なくなるのです。

他の筋肉への刺激
通常の筋トレは、鍛えたい部位と関係している部位の筋肉だけしか鍛えられません。しかしスロートレーニングでは、鍛えたい部位以外の筋肉にも刺激を加えることが出来るのです。これは、スロートレーニングで負荷が掛かっている筋肉を全身の筋肉が支えようとすることによって発生する副次的な効果であるといえます。

スポーツ障害の防止
最も大きいスロートレーニングの効果としていえるのが筋トレによるスポーツ障害の防止効果です。スロートレーニングはメニューもダンベルなどのウェイトが少なくても、充分な効果を挙げることができ、スポーツ障害の原因となるオーバーユースを防ぐことが出来るからです。そのため、スポーツ障害で悩む人は一度試してみる価値はあると言えます。

スロートレーニングの要点
スロートレーニングは、普段行っている筋トレの動作を最低10秒以上の時間を掛けてゆっくり行うのが基本です。一つの動作を確認しながら行うようにすると良いでしょう。ダンベルなどのウェイトを使用する場合は、スポーツ障害の予防の為にもトレーニングメニューの量を減らすかウェイトの重さを軽くするかしておきましょう。